愛知杯
2000/06/02　中京競馬場　芝2000m

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■ 相馬眼予想

　トウショウオリオンとタマモイナズマが逃げる展開。好位を進みたい馬も多く、 ペースは早くなるだろう。メンバーがメンバーなだけに、各陣営、騎手ともに かなりの色気を持って望んできている。そのため、好位を進んだ馬は３コーナー から実力を信じて強引にスパートをするに違いない。こんな展開では、いくら 直線が短い中京といっても最後は差し馬の天国だ。

　◎トゥナンテ 　前走で６キロ絞れてベスト体重に近づき、結果も見所 十分の３着と復調気配。追い切りも絶好調の走りで、今が走り頃。中団につけ ３コーナーからじわじわスパート。直線で一気に先頭に立ち、後続を完封する 騎乗で１着でゴール。幸騎手がこの馬の実力を過信して早仕掛けしなければ、 間違いなく好走するだろう。

　○ブルーエンプレス 　９００万を勝って、休み明けと一見条件は良く ないが、この馬の末脚は魅力的。４９キロの軽ハンデを生かせれば、直線一気 の脚はあるとみた。父フジキセキなのも、今年の流れ的に狙い目十分。

　▲ラティール 　前走は最後方から直線一気を決め、最後は 止まる今までのイメージを一新した。中京コースのニ千はベストの条件で鞍上に 武豊騎手と条件は揃った。ただペースが早いと追走に苦労しそうなため、狙いを 少し下げた。楽に追走できて、仕掛けのタイミングが完璧なら逆転も可能で、 特にブルーエンプレスと合わせられれば、直線の伸びは倍増する。そうなれば、 武兄弟のワンツーもある。

　△メジロロンザン 　ハンデ５３キロは非常に魅力的。京都新聞杯 で０．２秒差の３着した実績から先行して粘り切るとすればこの馬だ。血統的にも ニ千くらいが適距離の感もある。３月以来の出走になるが、坂路での乗り込みは 十分で力を出せる状態だ。人気がない今回は妙味十分。

　　　　勝負馬券：馬連 トゥナンテ − ブルーエンプレス

　　　　　◎トゥナンテ
　　　　　○ブルーエンプレス
　　　　　▲ラティール
　　　　　△メジロロンザン

■ レース結果
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　着 予 枠 馬       　　馬名          性齢 重量      騎手   タイム  馬体重  人気
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   1 ◎  5  6 (父)トゥナンテ　　　　 牡 6 55.0kg  幸英明　 1:58.6  518Kg  +2  2  
   2 ○  6  9 (父)ブルーエンプレス　 牝 5 49.0kg  武英智　 1:59.3  472Kg  +2  8  
   3 ▲  2  2 (父)ラティール　　　　 牝 6 52.0kg  武豊　　 1:59.4  500Kg  -2  1  
   4 △  7 10 (父)メジロロンザン　　 牡 5 53.0kg  吉田豊　 1:59.6  484Kg   0  4  
   5 　  8 12 (父)グランドシンザン　 せ 7 55.0kg  熊沢重文 1:59.8  484Kg  +6  5  
   6 　  6  8 (父)ツルマルガイセン　 牡 7 56.0kg  高橋亮　 1:59.9  484Kg  -2  6  
   7 　  7 11 (父)カネトシガバナー　 牡 6 56.0kg  秋山真一 2:00.0  486Kg  -4  3  
   8 　  5  7 (父)チェリーラスター　 牡 6 49.0kg  宝来城多 2:00.1  474Kg   0 13  
   9 　  1  1 (父)キンショーテガラ　 牡 5 52.0kg  河内洋　 2:00.1  468Kg  +8  9  
  10 　  4  5 (父)トウショウオリオン 牡 8 53.0kg  池添謙一 2:00.1  462Kg  -2 10  
  11 　  3  3 (父)タマモイナズマ　　 牡 7 55.0kg  小原義之 2:00.4  450Kg  -2  7  
  12 　  8 13 (父)シマノショウグン　 牡 5 50.0kg  上村洋行 2:01.2  474Kg  -8 11  
  13 　  4  4 (父)エフテービルサド　 牝 5 50.0kg  竹之下智 2:03.4  484Kg +10 12  
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  天候：曇　 芝：良　 
  ハロンタイム　 12.3 - 10.6 - 11.3 - 12.2 - 12.4 - 12.2 - 12.0
                      - 11.8 - 11.9 - 11.9  
  上り 　4F 47.6 - 3F 35.6 
  1コーナー　 (*4,5)11,10,3-(1,13)(6,8)-7,12,9-2  
  2コーナー　 (*4,5)11,10-(3,1,13)(6,8)-7(9,12)-2  
  3コーナー　 (4,*5)(10,11)3(7,6,1)13(9,8)12,2  
  4コーナー　 (*5,10)11(7,6,3)(9,1)(4,8)12(2,13)  

  ＜払戻金＞ 
  単勝 06 300円 2番人気  枠連　  5- 6 2,460円 10番人気
  複勝 06 130円 2番人気  馬連　 06-09 4,720円 19番人気
  　　 09 410円 8番人気  ワイド 06-09   950円 13番人気
  　　 02 110円 1番人気  　　　 02-06   180円  1番人気
  　　       　  　　　  　　　 02-09   620円  7番人気

■ レース回顧

　勝負馬券で馬連４７倍的中！！それも１〜４着までパーフェクト的中。 自分で言うのもなんだが、あまりに出来過ぎの感じ。この後が恐ろしいが、 地道に予想して行きます。乞うご期待！　では、回顧です。

　◎トゥナンテは、７、８番手の中団を進み、 ３コーナーから徐々に スパート。直線に向いて一気に伸び後続を４馬身ちぎって１着でゴール。直線の 切れ味はこの馬本来のもの。久々に見せてもらった。体が絞れよほど調子が良かった のだろう、完璧な競馬だ。これからがこの馬のシーズンでまだまだ狙える。脚が 弱かった兄ダイナマイトダディの分までがんばってもらいたい。

　○ブルーエンプレスは、１１番手と後方 から進み、直線で内を突いて 鋭く伸び２着を確保。直線での伸びは一瞬だったが、中京コースだけにそれだけ でも十分足りた感じ。これを叩いて良くなってくるだろう。軽ハンデを生かし 切った武英騎手にも拍手を送りたい。兄のアメリカ遠征で騎乗機会も増えてくる だろう。

　▲ラティールは、いつも通りの最後方 からの競馬。大外を捲くり、 直線で追い込むも３着まで。いい脚を長く使っているが、中京コースでは 武豊騎手をもってしても届かなかった。予想通り、ペースがやや早かった点と 直線で合わせる馬がいなかったのが敗因だろう。ペースが向けば、重賞でも 勝負になるはずだ。６歳になっても、この堅実な走りには頭が下がる。 これからも応援したい。

　△メジロロンザンは、４番手と先行し、 前々の競馬。直線でいつもの 粘り強さが見られずに４着まで。馬体はほぼ仕上がっており、力を出し切った 感じもある。スローペースを先行して粘り込む競馬が得意だが、もう少し切れ味 がでないと今後は苦しいかもしれない。血統的にはまだ成長が見込めるので、 そこに期待したい。

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