プロキオンS
2001/01/07 中山競馬場 芝1600m

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相馬眼予想

 重馬場のダートで16頭フルゲート。いかにも混戦になりそうだが、上位人気馬の 調子もよくこれを崩すのは相当に難しいだろう。

 ◎ゴールドティアラ  フェブラリーSで2着した実力はここでは一枚上。 前走で余裕残しでも先行して楽勝とこの一戦に向けてのステップもこの上なくいい。 中間の調教は、坂路で8本とハードに追い切られ仕上がりも万全だ。道中は中団に つけ、直線で外に出し一気に差す競馬で1着でゴール。この馬を手の内に入れている 武豊騎手が騎乗するのも心強い。武豊騎手がアメリカから戻って騎乗するだけに 陣営の仕上げも中途半端なわけがないだろう。ここは人気でも買い。

 ○エイシンサンルイス  前々走で今回と同じ阪神ダ千四をレコード勝ち。 そして、阪神ダートは3戦3勝。初重賞挑戦になるが、この実績なら好勝負になる だろう。雨が降って時計が出やすい馬場もこの馬に向く。早いペースの中、 3、4番手と先行し、直線早めに先頭に立ち粘り込む競馬。スピードがあるだけに 最後まで止まらない。ゴールドティアラ以外の末脚なら防ぎ切れると見る。

 ▲チョウカイライジン  前走で鮮やかな差し切り勝ちし、 本格化気配が漂う。負かしたのが、シンコウスプレンダなのだから価値がある。 暑くなって馬体が絞れ、今回の調教は絶好。この動きならと思わせる内容だ。 ダ千四は初になるが、芝の富士Sで6着しているので、問題ないだろう。道中の ペースに戸惑わず、4コーナーで中団より前につけられれば、チャンスはあるだろう。

 △タヤスケーポイント  昨年のこのレースの覇者。 今年は叩き3戦目挑戦と陣営が狙ってきている。脚部難があるため、調教は軽め だが、競馬に行けば、そんなことは感じさせない走りで差し脚は抜群だ。後方から の差しの競馬だけに内枠は少々不利だが、そこは安藤勝騎手が豪腕で何とかして くれるだろう。

    勝負馬券:馬連 ゴールドティアラ − エイシンサンルイス

     ◎ゴールドティアラ
     ○エイシンサンルイス
     ▲チョウカイライジン
     △タヤスケーポイント

レース結果
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 着 予 枠 馬         馬名        性齢 重量      騎手   タイム   馬体重  人気
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   1 ◎ 4  7 (外)ゴールドティアラ  牝 5 55.0kg  武豊   1:21.9  466Kg +10  1  
   2 ○ 2  3 (外)エイシンサンルイス 牡 5 56.0kg  太宰啓介 1:22.1  532Kg  +2  2  
   3   3  6 (父)サンフォードシチー 牡 6 56.0kg  村山明  1:22.1  468Kg   0  5  
   4 △ 2  4    タヤスケーポイント 牡 6 57.0kg  安藤勝己 1:22.2  510Kg  -6  3  
   5   5  9    イソノウイナー   牡 7 56.0kg  飯田祐史 1:22.9  438Kg   0  6  
   6   8 16    ゴッドインチーフ  牝 5 54.0kg  橋本美純 1:22.9  452Kg  +4 11  
   7 ▲ 3  5 (市)チョウカイライジン 牡 8 56.0kg  蛯名正義 1:23.0  534Kg  -4  4  
   8   7 13 (外)バンダムウィンベル 牡 5 56.0kg  石橋守  1:23.1  484Kg  -2 14  
   9   1  2 [地]ハカタビッグワン  牡 6 56.0kg  安藤光彰 1:23.1  490Kg  -8 10  
  10   6 12    ファンドリリョウマ 牡 8 56.0kg  和田竜二 1:23.2  474Kg  +6 16  
  11   1  1    キョウエイフォルテ 牝 7 54.0kg  福永祐一 1:23.4  482Kg  +2  7  
  12   6 11 (外)キングオブカポーテ 牡 7 56.0kg  小牧太  1:23.7  518Kg  +2  9  
  13   5 10 (父)マコトライデン   牡 7 57.0kg  高橋亮  1:24.0  464Kg  +6  8  
  14   8 15 [地]ゼンノモトーレ   牡 7 56.0kg  佐宗応和 1:24.3  480Kg  -5 12  
  15   4  8    ケープリズバーン  牝 6 55.0kg  佐藤哲三 1:24.4  490Kg +15 15  
  16   7 14 (市)テイエムメガトン  牡 7 59.0kg  小島貞博 1:26.0  474Kg  -2 13  
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  天候:曇  ダート:重  
  ハロンタイム  12.5 - 10.7 - 11.2 - 11.5 - 11.7 - 12.1 - 12.2  
  上り  4F 47.5 - 3F 36.0 
  3コーナー  3,10,13(8,4)16,7(12,15)2(6,9)(5,14)-(1,11)  
  4コーナー  3(10,13)4(8,7,16)12,2(9,5)6,15,1-11-14  

  <払戻金> 
  単勝 07 210円 1番人気  枠連   2- 4 190円 1番人気
  複勝 07 110円 1番人気  馬連  03-07 270円 1番人気
     03 110円 2番人気  ワイド 03-07 170円 1番人気
     06 230円 5番人気      06-07 500円 7番人気
                       03-06 480円 5番人気

レース回顧

 馬連1番人気で270円。勝負馬券的中と言っても、この配当では威張れた ものではないが、次週の宝塚記念に向けて、当て癖をつけたのはいいことだ。 それにしても、勝ったゴールドティアラは、かなり力をつけている。この強さ は本物だ。迷わず、次走の狙い馬に登録する。そして、アメリカから一時帰国 して勝った武豊騎手。さすがに日本では敵なしの強さ。ファンとしては、毎週 日本で見たい気もするが、世界で通用する騎手なだけに、そんな贅沢は言って られない、、、。では、回顧です。

 ◎ゴールドティアラは、5、6番手 といつもより前の位置どりで進み、直線でエンジンがかかると一気に伸びて 1着でゴール。3、4コーナーの手応えが悪く見え、エイシンサンルイスに 勝たれたと思ったが、外に出して追い出すと素晴らしい伸びを見せ差し切った。 今回の勝利でこの馬の真の強さを見た気がする。先行して、最後までいい 脚を使えた点を評価したい。馬体の作りも非常に見栄えがして、特にトモの 筋肉は凄いものがある。適距離の範囲で使えば、当分連勝を伸ばせそうだ。 レース後に武豊騎手がゴールドティアラにキッスをしていたのが非常に 印象的。武豊騎手もティアラにゾッコンかな?

 ○エイシンサンルイスは、果敢に 逃げる競馬。ハイペースで飛ばし、直線も一度は突き放しセーフティリード に見えたが、ゴールドティアラに差されて惜しくも2着。自身のレコード タイムを塗り替える走りだったが、最後も止まっていないだけに相手が悪 かったとしか言いようがない。パドックでの気配は抜群で如何にも走りそう 気配。調子が、調教とパドックに現れるタイプで見極めやすいのは、狙う立場 からすると好感が持てる。今後は休養し秋に揃えるそうだが、調子が上がれば、 重賞を勝てるだろう。それくらい実力がある馬。

 サンフォードシチーは、道中12番 手と後方からの競馬。4コーナーから仕掛け、上がり34.7秒の怒涛の追い 込みで3着。最後の末脚は非常に切れがあり見所十分。格上げ初戦でこの戦い なら、今後の目処は立っただろう。後方から唯一追い込んできたのは、評価 できる。ヤマニンゼファー産駒、今後の活躍を期待したい。

 △タヤスケーポイントは、7− 4−4番手と果敢に先行し、直線も伸びたが最後は力尽きて4着まで。 エイシンサンルイスを負かすために先行させたが、いつもの切れは見られ なかった。内枠のため、1度下げては馬込みを捌くのに苦労し追い込み切れ ないため、この騎乗がベストだろう。4着でも力のあるところは見せており、 メンバーが少し弱くなれば、チャンスが来るだろう。


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