七夕賞
2000/07/09 東京競馬場 芝2000m

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相馬眼予想

 馬場が荒れて力がいる状態。かつ台風で相当の雨量がありそうでどんな馬場に なるのかがポイント。馬場荒れを苦にせず、ハンデ戦だけに軽量馬を狙うのが 筋だろう。ここは果敢に攻めの予想に徹することにする。

 ◎クラフトマンシップ  前走は9着敗退も57キロで小柄なだけに斤量泣きした感があるので気にしな くていいだろう。今回は53キロと軽量なら、メトロポリタンSでメイショウ ドトウを追いつめた末脚が使えるはず。東京コースが得意で東京の最終週だけに 陣営も狙っての出走だろう。調教は控え目だが、調子落ちはない。道中は中団に つけ直線で末脚を生かす競馬で1着でゴール。サクラナミキオーが逃げるだけに スローの展開は考えにくく、差しが生きる流れで最後に一気に逆転するだろう。 実力的にもそろそろ重賞制覇だ。

 ○ハヤカゼジョー  力のいる馬場を苦にしないタイプでやっと出番がやってきた。雨が降っても 逆にいいくらいで今のこの馬場はもっとも合う。前走は良馬場で0.6秒差の 5着。今回は51キロで荒れ馬場なら、この差はひっくり返せるとみた。調教 での最後の伸びも良く好調。人気はないが絶好の狙い目だ。

 △オースミブライト  皐月賞2着の実績馬が最近の敗戦ですっかり人気を落としているが、そろそ ろ目を覚ますころだろう。今回は調教も工夫され、最終調教は軽めで最後の切 れを確認する程度。また、調教コースも多種多様に使われ、気分転換を図って いる。ニ千は適距離でこのメンバーなら上位にくるだろう。後藤騎手の秘策に も注目したい。

 △メイショウバチカン  近走は離されて負けているが、今の力のいる馬場は合うタイプ。調教での 動きも良く復調気配が感じられる。好調な中館騎手の手腕にも期待したい。

    勝負馬券:馬連 クラフトマンシップ − ハヤカゼジョー

     ◎クラフトマンシップ
     ○ハヤカゼジョー
     ▲オースミブライト
     △メイショウバチカン


レース結果
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 着 予 枠 馬         馬名        性齢 重量      騎手   タイム   馬体重  人気
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   1   2  2    ロングカイウン   牡 8 52.0kg  菊沢隆徳 2:01.1  460Kg   0  7
   2   7 10 (父)ケイエムチェーサー 牡 5 49.0kg  吉永護  2:01.2  478Kg  -2  8
   3   6  9    サクラナミキオー  牡 6 55.0kg  岡部幸雄 2:01.6  492Kg  +2  3
   4   1  1    ダイワテキサス   牡 8 58.0kg  北村宏司 2:01.7  472Kg  -2  1
   5   6  8    スエヒロコマンダー 牡 6 57.0kg  和田竜二 2:01.9  432Kg   0  2
   6 ○ 8 13    ハヤカゼジョー   牡 6 51.0kg  坂井千明 2:02.3  508Kg  +6 11
   7   3  3    ウメノターボ    牡 6 54.0kg  田中勝春 2:02.4  472Kg   0  6
   8 ◎ 5  6    クラフトマンシップ 牡 6 53.0kg  小林淳一 2:02.7  416Kg   0  9
   9   4  5    クリールサイクロン 牡 6 52.0kg  横山義行 2:04.1  438Kg  -4 12
  10 △ 7 11    メイショウバチカン 牡 6 53.0kg  中舘英二 2:04.2  460Kg  -8 10
  11 ▲ 5  7    オースミブライト  牡 5 56.5kg  後藤浩輝 2:04.4  442Kg  +2  4
  12   8 12 (父)グランドシンザン  せ 7 54.0kg  的場均  2:04.5  480Kg  -4  5
  13   4  4 (抽)キングデール    牡 5 49.0kg  嘉藤貴行 2:06.0  488Kg  +2 13
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  天候:晴  芝:良  
  ハロンタイム  12.8 - 11.6 - 11.5 - 11.7 - 12.3 - 12.3 - 12.4
                      - 12.0 - 11.8 - 12.7  
  上り  4F 48.9 - 3F 36.5 
  2コーナー  (*10,13)9,1-2,8,7(3,12)(5,4)6-11  
  3コーナー  (*10,13)-(9,1)-(2,8)-(5,7)(6,3,12)4,11  
  4コーナー  10,13(9,1)(2,8)-(6,5,7)(11,3)12,4  

  <払戻金> 
  単勝 02 1,230円 7番人気  枠連   2- 7 4,570円 21番人気
  複勝 02   360円 7番人気  馬連  02-10 5,970円 30番人気
     10   460円 8番人気  ワイド 02-10 1,360円 21番人気
     09   210円 3番人気      02-09 1,170円 18番人気
                         09-10 1,130円 16番人気

レース回顧

 予想で「馬場荒れを苦にせず、ハンデ戦だけに軽量馬を狙うのが筋だろう」と 書き、結果はその通りとなったが、選んだ馬がまずかった。選んだ馬たちは、 ぜんぜんいいところがなく予想は完全に惨敗。今の東京コースは、馬場荒れが ひどく、例年の使い込めれた福島と同じ状態。レースの方もほとんどが前残り だっただけに、ケイエムチャイサーを狙えなかったのは非常に悔いが残る。 今回は馬場状態の見極めの重要性を再認識させられたレース。来週からの福島、 小倉では、ここに抜かりがないように予想して行く。では、回顧です。

 ロングカイウンは、5、6番手を進み、 直線で外に出すと一気に伸びて1着でゴール。前走の勝ちっぷりの良さは注目 していたが、ここまでやるとは、、、。52キロの斤量、馬場荒れが向いた面も あるが、強くなっているのは間違いないようだ。4歳時に菊花賞で好走していた ように元々実績馬。8歳馬だが長期の休みがあり使い込んでいないため、まだ これから活躍できるだろう。馬体もまだ若々しさがある。

 ケイエムチェーサーは、平均ペースで 逃げる競馬。直線に向き、軽快に逃げ捲くりロングカイウン以下を完封し2着 を確保。前残りの馬場状態とハンデ49キロを見方につけての好走だが、この 馬自身も力をつけている。注目したいのは、吉永騎手が刻んだラップ。中盤で ラップを12秒台に落とし、上手く息を入れている。みんなが前残りを意識して のレースで逃げ残るのも、実は難しいことなのだ。今後のこの馬の評価は、もう 少しレースを見てから判断したい。

 サクラナミキオーは、3番手で折り 合い、直線で前を捕らえようとするも伸びが今一歩で3着まで。馬場に悪かった エイプリルSで勝ったようにこういう馬場でも走るが、本来は良馬場でスピード を生かすタイプ。そのため、最後は伸び切れなかったが、調子の良さは伺えた。 今後どうするか分からないが、ローカルで使えば重賞で好勝負できるだろう。 だいぶ本格化してきているが、もうワンパンチ欲しいところ。

 ダイワテキサスは、4番手と先行し、 直線で前を捕らえようとするが、いつもの伸びが見られずに4着敗退。トップ ハンデ58キロ、馬場状態、そして内枠を意識して先行したが、差し脚は不発 に終わった。条件が条件なだけに、この結果も仕方がない気もするが、見せ場 くらいは作って欲しいところ。それでも、暑くなると調子を上げるタイプで 調子は確実に上がってきている。馬場が良ければ、当然もっと走れるだけに 8歳馬でも馬鹿にしないほうがいいだろう。距離は千六でも不足はない。


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