ジャパンC相馬眼予想(事後公開)競馬アナリストGM
予想コメント(抜粋)
東京12R ジャパンC
高確信度勝負R
◎マスカレードボール 2着
○カランダガン 1着
▲ダノンデサイル 3着
△クロワデュノール 4着
穴注ブレイディヴェーグ 6着
馬単2,370円本線的中!
馬連1,180円本線的中!
ワイド520円本線的中!
ワイド320円本線的中!
3連複1,930円的中!
3連単11,070円的中!
東京は晴れ、芝ダートとも良馬場。最終週で今週もCコース。土曜の芝1600m以上で連対した馬の脚質は逃げ2先行2、差し4追込2。連対馬10頭のうち7頭が上がり1、2位。キャピタルSで1分31秒9が出たように最終週でも時計、上がりが速い。内は荒れているが、踏み固められた内を通った馬も伸びている。
芝2400mの1勝Cは前半5F59.1秒でサトノパトリオットが後方から最速の34.0秒で大外一気を決めて2分23秒5で優勝。2着は9番手から2位の34.2秒で上がった馬。キャピタルSでは荒れた内が伸びたが、芝2400mでは外差しが決まった。硬い馬場で末脚の持続力と上がりの速さが問われる。
次に展開だが、逃げるのはホウオウビスケッツ、好位にサンライズアース、クロワデュノール、シンエンペラー、中団にダノンデサイル、マスカレードボール、カランダガン、タスティエーラ、アドマイヤテラ、ジャスティンパレス、セイウンハーデス、後方からブレイディヴェーグ、ディープモンスター、ヨーホーレイク、コスモキュランダ、シュトルーヴェといった展開。
ホウオウビスケッツは天皇賞(秋)で2番手に控えて折り合いを欠いて自滅したため、3枠6番から少し押してハナを切りそう。サンライズアースも逃げられるが、ホウオウビスケッツがハナを主張すれば2番手に控える。クロワデュノールは1枠に入ったため、ダービーのように先行策か。超スローにはならなそうだ。
過去5年の前半5Fと連対馬の脚質は、57.9秒(好位-差し)、62.2秒(差し-先行)、61.1秒(差し-追込)、57.6秒(先行-先行)、62.2秒(追い込み-前半逃げ/途中から逃げ)。20年はキセキ、23年はパンサラッサが大逃げしたもの。流れは緩む傾向がある。今年は平均から緩い流れか。
過去5年の勝ち馬は道中5、7、9、3、12番手、上がりは3、1、1、1、1位。2着は9、4、14、4、1/3番手、上がりは1、5、1、5、2/4位。勝ち馬はヴェラアズールを除き4コーナー8番手以内。過去4年の勝ち馬の上がりは33.7秒、33.7秒、33.5秒、32.7秒で全て最速だった。
ホウオウビスケッツが逃げて決め手勝負にしたくないサンライズアースが早めに動くイメージ。昨年逃げたシンエンペラー、途中から逃げたドゥレッツァ(出走取消)、天皇賞秋で早めに動いたタスティエーラはみな8枠に入った。流れれば同調し、流れが緩めば早めに押し上げるか。外から動くことでタフなレースになりそうな雰囲気。
G1馬は、カランダガン(サンクルー大賞、キングジョージ、英チャンピオンズS)、タスティエーラ(ダービー、クイーンエリザベス2世C)、ダノンデザイル(ダービー、ドバイSC)、クロワディノール(ダービー、ホープフルS)、マスカレードボール(天皇賞秋)、ジャスティンパレス(天皇賞春)、ブレイディヴェーグ(エリザベス女王杯)。
ジャパンCは昔から東京芝2400mのG1で実績馬が好成績。東京芝2400mでG1勝ちがあるのは、ダービー馬タスティエーラ、ダノンデザイル、クロワディノール、2着馬はマスカレードボール(ダービー)、シンエンペラー(ジャパンC)、ドゥレッツァ(出走取消)(ジャパンC)、3着馬はシンエンペラー(ダービー)。
東京芝2400mのG1で連対のある馬は2番枠クロワディノール、14番枠ダノンデザイル、15番枠マスカレードボール、16番枠シンエンペラー、17番枠ドゥレッツァ(出走取消)、18番枠タスティエーラ。クロワディノールだけが内枠に入り、あとの5頭は14~18番の外枠に入っている。JRAに操作された枠順に見える。
過去10年で1枠は[5-3-1-7]、5番人気以内なら[5-3-1-1]。データ的にはクロワディノールが有利だが、今年は馬場の内側が荒れている。ただし内は踏み固められてられており、キャピタルSは内枠の馬で決着したように荒れていても不利にならないこともある。当日のレースでどういう傾向になるか。
外国馬カランダガンは、調教師が10番枠より内がいいとコメントしたが、JRAは8番枠に入れてきた。ちょうどいいところを通れそうな好枠。前述した通り、東京芝2400mのG1実績馬がクロワディノールを除き、外枠に入ったのが匂う。JRAは唯一参戦してくれた欧州年度代表馬の外国馬に忖度したのではないか。
昨年は1-7/8番人気で決着したが、その前の7年の1~3着馬は全て5番人気以内だった。広くて直線が長い東京芝2400mで紛れは少ない。今年はマスカレードボール、クロワディノール、カランダカン、ダノンデザイルが単勝2~5倍台で人気が集中している。この4頭に割って入る馬がいるのかが焦点。
今秋の芝G1は11-7-2番人気、2-5-6番人気、1-2-13番人気、1-3-8番人気、1-4-9番人気、1-4-15番人気で決着。スプリンターズSは大波乱になったが、その後は社台の2、1、1、1、1番人気が5連勝し、2着に2~5番人気。3着は6、13、8、9、15番人気で必ず人気薄が来ている。
今年の東京芝2000m以上のG1は、オークスが4-2-10番人気、ダービーが1-3-6番人気、天皇賞秋が1-3-6番人気で決着。馬連は4番人気以内の人気馬で決着し、3着に6番人気以下が来ている。人気薄で激走があるとすれば前残りか、それとも差し追い込み馬か。土曜の傾向から決め手のある馬に注意したい。
天皇賞秋を勝ったマスカレードボールを狙う。東京は[3-1-0-0]で共同通信杯1着、ダービー2着、天皇賞秋1着。ダービーは不利な17番枠から外を回ってクロワディノールに0.1秒差の2着。前走天皇賞(秋)は9番手から3位タイの32.3秒で差し切り1分58秒6で優勝。スローの上がり勝負に対応できた。
春は馬体が地味だったが、馬体が成長してバランスが良くなり活気十分だった。過去10年で天皇賞(秋)勝ち馬は[3-0-2-0]。過去10年でルメール騎手は1番人気では[3-0-0-0]。ダービーで外枠から外を回るレースを経験している。心肺機能が高くタフなレースにも強い。社台RH初のジャパンC制覇がある。
カランダガンは芝2200~2410m[4-2-0-0]、G1[3-4-0-0]でサンクルー大賞、キングジョージ6世クイーンエリザベスS、英チャンピオンSを3連勝。欧州年度代表馬に選出された。セン馬で凱旋門賞に出走できないため、早い時期からジャパンCに照準を合わせ、休み明けを叩いて臨んできた。
グラファール調教師は昨年ゴリアット(6人気)が好位から8位タイの33.5秒で上がって0.5秒差の6着。ゴリアットよりカランダガンの方がスピードがあり、速い上がりを繰り出せる。ドバイSCでダノンデザイルの2着に負けたが、上がりはほぼ同じで位置取りの差。3着ドゥレッツァには0.2秒先着している。
過去10年で外国馬は[0-0-0-25]だが、カランダガンは総合的に判断して今年のメンバーなら勝ち負けできるという見立て。450キロ台の小柄な馬だが、勝負根性があり、スジ力が強く、末脚にかなりの威力がある。バルザローナ騎手は日本のレースに慣れている。マスカレードボールの近くにいれば頭もある。
ダノンデサイルは昨年ダービーを圧勝したが、後半5F56.8秒が強烈だった。芝2200~2500mでは[3-0-1-0]でAJCC、ドバイSCを2連勝。ダービーの後半の走りができれば勝ち負けできるが、外枠から外を回るのがどう出るか。東京芝2400mのG1で戸崎騎手は[0-7-0-27]で2着が多い。
クロワデュノールは国内[4-1-0-0]でダービーを4番手から4位タイの34.2秒で抜け出して2分23秒7で優勝。2位の33.7秒で上がって2着のマスカレードボールとは0.1秒差。東京では3戦3勝。内が荒れた馬場でも内が有利になることもあるが、逆に内が不利になるとコース取りがポイントになる。
穴はブレイディヴェーグ。デビューから府中牝馬Sまで芝1800~2200mを使われ[4-2-0-0]でエリザベス女王杯を優勝。その後国内ではマイルを使われ4、4、4着。新潟記念は1枠1番から荒れた内を通って0.3秒差の6着。天皇賞秋は後方2番手から直線で前が詰まってほとんど追えず0.5秒差の10着。
前走まともに走っていないため、馬は元気で調教の動きが良かった。初の芝2400mになるが、エリザベス女王杯勝ち馬で芝1600mよりいい。土曜の東京芝6戦で母の父ディープインパクトの6頭が3着以内に入り、4Rで2着。土曜は近親のミッキーゴージャスがキャピタルS1着。強烈な末脚で突っ込みがある。
東京12R ジャパンC
高確信度勝負R
◎マスカレードボール 2着
○カランダガン 1着
▲ダノンデサイル 3着
△クロワデュノール 4着
穴注ブレイディヴェーグ 6着
馬単2,370円本線的中!
馬連1,180円本線的中!
ワイド520円本線的中!
ワイド320円本線的中!
3連複1,930円的中!
3連単11,070円的中!