有料版競馬道場で公開した中京記念の予想コメント(抜粋)を事後公開します。
小倉は曇り、芝は良、ダートは稍重。最終週で今週もAコース。土曜のテレQ杯(3勝C)は前半5F60.2秒で外から差した2頭で2分00秒2で決着。3、4コーナーの内が荒れており、土曜の芝戦6Rは6番より外枠の馬しか連対しなかった。ただし内は完全には死んでおらず、土曜は内を通った馬の前残りもあった。
次に展開だが、逃げるのはセルバーグ、テーオーシリウス。好位にワールドリバイバル、アナゴサン、セオ、ソレイユヴィータ、アルナシーム、中団にエルトンバローズ、ニホンピロキーフ、エピファニー、ボーデン、後方からタガノパッション、ロングラン、カテドラルといった展開。今年は逃げ先行タイプが揃っている。
小倉芝1800mで行われた21年は前半5F59.9秒で3-9-10番手(1-6-5人気)で決着。22年は前半5F59.9秒で1-14-8番手(6-10-1番人気)で決着。それほど流れが速くならず前に行った馬が勝ったが、2、3着には差し追い込み馬が突っ込んだ。必ず6番人気以下が連対している。
重賞勝ち馬はエルトンバローズ(ラジオNIKKEI賞、毎日王冠)、エピファニー(小倉大賞典)、セルバーグ(中京記念)、カテドラル(京成杯AH)。昨年以降重賞で2着がある馬はカテドラル(小倉大賞典)、テーオーシリウス(小倉記念)、タガノパッション(愛知杯)、ロングラン(小倉大賞典)。
G2の毎日王冠でソングライン、シュネルマイスターに勝ったエルトンバローズが実績断然だが、トップハンデ59キロを背負う。過去10年で58キロ以上は[1-0-0-4]で勝ったのは58キロのサダムパテックのみ。過去5年の勝ち馬は52、53、54、55、55キロで全て55キロ以下の馬が勝っている。
ただし今年は14頭のうち8頭が56.5キロ以上で重ハンデ馬が多く、55キロ以下はボーデン(7人気)を除き、10番人気以下の人気薄で近走不振。このハンデ設定だと一概に重ハンデ馬が不利とはいえない。今年のハンデG3で10番人気以下は[0-0-3-88]。3着に入った3頭のうち2頭が逃げた馬だった。
セルバーグは小倉大賞典で前半5F57.2秒のハイペースで飛ばし、1分45秒4で走って0.3秒差の3着に粘っている。緩い流れで逃げると切れ負けするため、今回もハイペースで飛ばす可能性が高い。小倉大賞典はカラ馬ホウオウアマゾンが前につけたため、それによって各騎手が警戒して控えていたことも考慮したい。
前走エプソムC5着のアルナシームを狙う。前走は早めに動いて勝ちに行き、直線で伸び切れず0.6秒差の5着。左回りは6、6、5着で3位以内の上がりを繰り出せていない。良馬場、右回りの芝1800mは[4-2-0-1]で4着に負けた小倉大賞典はカラ馬がいて位置取りが悪くなり、早めに動いたことが堪えている。
都大路Sでは7番手から2位の33.2秒で上がって0.2秒差の2着。セオに負けたが、1キロ重い58キロを背負っていた。今回は同斤の57キロでアルナシームは2番枠、セオは12番枠。内が死ぬと厳しいが、ロスなく回って脚をタメ、4コーナーから直線で外に出せれば面白い。世代レベルが高い5歳馬の激走がある。
エピファニーは芝1800m[5-1-2-1]で小倉大賞典を7番手から勝負どころで押し上げると3位タイの34.6秒で差し切って1分45秒1で優勝。ハンデは1キロ増えるが、セルバーグが飛ばす展開は合っている。小倉大賞典は内をロスなく回って4コーナーから直線で上手く外に出せた。今回もスムーズなら。
エルトンバローズは昨年ラジオNIKKEI賞、毎日王冠を連勝し、マイルCSで4着に入った。今年は中山記念7着、チャンピオンズマイル8着、安田記念8着に終わったが、3戦とも稍重だった。良馬場の芝1800mは[2-2-0-0]、G3以下の芝1800m以下では[3-3-0-0]。59キロでも侮れない。
小倉11R 中京記念
◎アルナシーム 1着(5人気)
▲エピファニー 2着
△エルトンバローズ 3着
単勝820円本線的中!
馬単3,960円本線的中!
馬連1,630円本線的中!
ワイド520円本線的中1
3連複3,960円的中!