中京記念

中京記念

2001/03/04　中京競馬場　G3　芝2000m

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■ レース展望

■ メイショウキオウ	■ マイネルブラウ	■ エリモブライアン
■ ロードプラチナム	■ ティコティコタック	■ ブリリアントロード
■ キングザファクト	■ スエヒロコマンダー	■ エモシオン

＝　馬体の作りが目立ってきたメイショウキオウに注目　＝

　このメンバーならエリモブライアンに期待したいところですが、久々だけにどうでしょうか。調教の動き次第では狙いますが、他に気になる馬がいるので、そちらを紹介しておきます。その名は、メイショウキオウ。前走でやっと条件を勝ったばかりで初重賞挑戦となりますが、抜群の競馬センスで好走できそうな予感があります。馬体の作りが非常に目立ってきており、本格化気配が十分です。２０００ｍの距離は連対実績はないですが、折り合えるタイプだし、血統的にも父コマンダーインチーフ、母の父ハードツービートから問題ないでしょう。好調子を保っていれば狙ってみたい馬です。あとは小倉大賞典で２着し重賞でもやれることを証明した マイネルブラウ、このメンバーなら格上の感さえあるロードプラチナム 、秋華賞馬ティコティコタック、昨年２着のブリリアントロード あたりが気になるところです。また、エモシオンも調子が上がれば好勝負できる能力があるだけに注意したいところです。

　【ミニデータ】
　・４歳馬の活躍目立つ。過去１０年で８年連対。過去４年だと７頭が４歳馬。
　・前走着順は度外視。過去１０年で前走連対していたのは４頭のみ。
　・中穴が多い。過去９年で馬連３ケタ配当なし。１５～４０倍が多い。

２０００年

中京記念

１着　メイショウドトウ

２着　ブリリアントロード

■ 調教診断

＝　ラスト鋭い伸び　メイショウキオウ勢いキープ　＝

■ メイショウキオウ
　栗ＣＷで一杯に追われ、好タイムを出し、ラストも鋭い伸びを見せました。馬体の張りも良く、前走を勝った勢いをキープしています。あとは距離２０００ｍをこなすかだけでしょう。
■ マイネルブラウ
　栗坂で一杯に追われ、豪快な脚捌きでしっかりと伸びました。ここにきての充実ぶりは素晴らしく、今回も前走のデキをがっちりキープしています。前走で重賞で通用することを証明したので、ここはチャンスでしょう。
■ ブリリアントロード
　栗ＣＷで直線強めに追われて、ラスト１１．９秒と鋭く伸びました。徐々に良化してきており、だいぶ調教の動きも良くなってきました。平坦２０００ｍはベストの条件なので、そろそろ注意した方がいいでしょう。
■ エリモブライアン
　栗坂で強めに追われて、ラスト２Ｆ鋭い動きを披露しました。全体時計は遅いのでこれくらいは伸びて当然の感じはありますが、仕上がりはまずまずのようです。多少太めの感じもあるので、当日の馬体重には注意したいところです。

■ 相馬眼予想

　フルゲート１６頭のハンデ戦で難解な一戦。重賞の常連ロードプラチナム、秋華賞馬ティコティコタックが出走しますが、小倉記念同様、今回も勢いの方を重視して予想したいと思います。充実著しい４歳馬２頭に期待します。

　本命は、メイショウキオウです。前走で１６００万条件を勝ってオープン入りし、初重賞挑戦になりますが、今の勢いを重視して狙いたいと思います。調教の動き、馬体の作りも目立っており、本格化気配が十分あるのでいきなりでも通用するのではないでしょうか。道中は中団を進み、４コーナーで先団に取りつくと直線で鋭く伸びて１着でゴール。距離実績はないですが、折り合えるタイプでまた血統的にも問題視はしたくありません。直線で馬群を割って差す姿が目に浮かびます。

　対抗は、マイネルブラウです。小倉記念で２着し重賞で通用することを証明しましたが、今回も好調をキープしているので狙いたいと思います。積極的な競馬をしても、長くいい脚が使えるタイプなので、中京コースは向きそうです。

　あとは、エリモブライアンです。久々ですが、調教でも動いたので若干太め感はありますが、３番手に評価することにしました。２０００ｍは適距離で直線が平坦なコースの方が走れるタイプです。能力的にも上位のものがあるので、不用な競馬はしないでしょう。

　また、若干良化した印象で得意の中京で狙い目はありそうな エモシオン、調教の動き一変しそろそろ穴をあけそうな ブリリアントロードを抑えたいと思います。

　　　　　◎メイショウキオウ
　　　　　○マイネルブラウ
　　　　　▲エリモブライアン
　　　　　△エモシオン
　　　　　注ブリリアントロード

■ レース結果

  2001年1回中京2日( 3月 4日) 11Ｒ  
  第49回 トヨタ賞中京記念(ＧＩＩＩ) 
  サラ系４歳以上 2000ｍ 芝・左  
  (混) オープン ハンデ 
  本賞金： 4300、 1700、 1100、 650、 430万円 発走 15:30 
  天候：晴　 芝：稍重　 
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　着 予 枠 馬       　　馬名        性齢 重量      騎手   タイム   馬体重  人気
 ------------------------------------------------------------------------------
   1 　 3  5  　 ロードクロノス　　 牡 6 54.0kg  岡部幸雄 1:59.7  480Kg  -6  3
   2 　 5  9  　 スエヒロコマンダー 牡 6 56.5kg  宝来城多 1:59.7  448Kg  +8 12
   3 ○ 2  4 (父)マイネルブラウ　　 牡 4 54.0kg  秋山真一 1:59.8  464Kg  -6  1
   4 　 1  2 (父)ティコティコタック 牝 4 55.0kg  武幸四郎 2:00.0  428Kg  +4  4
   5 　 5 10 (外)パラダイスヒルズ　 牡 6 55.0kg  高橋亮　 2:00.0  470Kg   0  8
   6 　 2  3  　 サイレントハンター 牡 8 57.5kg  吉田豊　 2:00.1  486Kg  +4  5
   7 注 1  1  　 ブリリアントロード 牡 6 56.5kg  山田和広 2:00.1  454Kg  +2 10
   8 　 3  6 (市)マイシーズン　　　 牡 5 54.0kg  芹沢純一 2:00.3  514Kg +22 13
   9 　 4  7 (父)リアルヴィジョン　 牡 6 54.0kg  橋本広喜 2:00.5  584Kg +12 14
  10 ◎ 7 14  　 メイショウキオウ　 牡 4 54.0kg  飯田祐史 2:00.6  496Kg   0  6
  11 　 6 11 (外)マチカネホクシン　 牡 4 54.0kg  福永祐一 2:00.7  488Kg  -2 11
  12 　 4  8 (父)カネトシガバナー　 牡 6 55.0kg  橋本美純 2:00.9  496Kg  -4 15
  13 ▲ 7 13  　 エリモブライアン　 牡 4 54.0kg  藤田伸二 2:01.2  494Kg   0  7
  14 　 6 12  　 ロードプラチナム　 牡 5 56.5kg  中舘英二 2:01.5  466Kg  +2  2
  15 △ 8 15  　 エモシオン　　　　 牡 6 56.5kg  木幡初広 2:03.0  468Kg  +8  9
  16 　 8 16  　 マルカミラー　　　 牡 4 52.0kg  古川吉洋 2:03.0  434Kg   0 16
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  ハロンタイム　 12.7 - 10.8 - 11.3 - 12.3 - 12.2 - 12.0 - 12.1
  　　　　　　        - 12.0 - 12.2 - 12.1  
  上り 　4F 48.4 - 3F 36.3 
  1コーナー　 3,9(1,4)(2,12,16)(8,13,14,15)5(6,10)-7-11  
  2コーナー　 3,9(1,4)(2,12,16)(8,13,15)(5,14)(6,10)-7-11  
  3コーナー　 (*3,9)(1,4,12)(5,2,8,13,16)(10,14,15,7)6,11  
  4コーナー　 (*3,9)(1,4)5(2,8,12,13)(10,7)(14,16)6(11,15)  

  ＜払戻金＞ 
  単勝 05 680円  3番人気  枠連　  3- 5 2,460円 14番人気
  複勝 05 220円  3番人気  馬連　 05-09 9,840円 43番人気
  　　 09 610円 11番人気  ワイド 05-09 2,430円 40番人気
  　　 04 160円  1番人気  　　　 04-05   690円  3番人気
  　　       　   　　　  　　　 04-09 1,760円 21番人気

■ レース回顧

　ロードクロノスがやや重の馬場を見方につけて初重賞制覇。好きだったシンコウラブリイの息子ということで以前追いかけていましたが、今回はすっかり忘れていました。シンコウラブリイ産駒初の重賞制覇となり、藤沢厩舎も非常に喜んでいるようです。昨年のこのレースは、メイショウドトウが勝ち、後にＧ１で４回連続２着と出世街道を突き進みましたが、今年のロードクロノスはどうなるでしょう。名牝の息子だけに大化けを期待したいところです。では、回顧です。

　ロードクロノス は、内々の後方を進み、４コーナーで先団に取りつくと直線で馬群を割って伸びて１着でゴール。岡部騎手が内々で我慢の競馬をさせたことと得意の重馬場が勝因でしょう。重賞制覇で母シンコウラブリイに一歩近づき、今後も母同様に堅実な走りが見られそうです。だいぶ調子を上げてきたので、次走も期待できそうです。

　スエヒロコマンダー は、出ムチを入れて積極的に行きましたが、最後まで粘って２着を確保。ペースもこの馬場にしては早かったのですが、良く粘っています。馬場適性を考慮して積極的に行った宝来騎手のファインプレーとも言えるでしょう。一時期の不振を脱したようですが、まだ強く推せるレベルまではいっていないような気がします。

　○マイネルブラウ は、４番手を進み、手応え良く直線に向きましたが、直線伸び切れずに３着まで。直線に向いたときにはこの馬が勝つと思ったぐらいですが、追われてからの伸びはイマイチでした。やはり重賞で勝つには、もうひとパンチ欲しいというこなのでしょう。好調だっただけにこのメンバーでこの程度の伸びしかできなかったことを記憶しておこうと思います。

　◎メイショウキオウ は、後方を進み、直線に向いて追い込みましたが、時すでに遅く１０着敗退。後方で大事に乗り過ぎた感じでぜんぜん力を出し切っていません。結果的にスエヒロコマンダーが積極的に行って２着するのですから、もう早めに少し仕掛けて行っても、良かったかなと思ってしまいます。この敗戦でこの馬の評価を下げないで、次回にもう一度期待したいと思います。やはり適距離のマイルに出走して欲しいところです。

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