中山牝馬ステークス
2001/3/10 中山競馬場 G3 芝1800m

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レース展望
タイキダイヤ グレイスナムラ トーワトレジャー
カリスマサンオペラ ジェミードレス メジロサンドラ

= 荒れ馬場適性を重視 タイキダイヤ有利も距離不安 =

 中山の馬場はかなり荒れてきているので、荒れ馬場を苦にしない馬が狙い目です。 荒れ馬場と言えば、まずはタイキダイヤでしょう。ここ2戦とも力のいる馬場で 好走しているので、今回は人気になりそうです。問題は距離1800mでダートの 未勝利戦を勝ってはいますが、重賞の厳しい流れでどうか疑問が残ります。 最近、G1馬の兄弟の好走が目立ちますが、この馬もNHKマイルCを勝ったタイキ フォーチュンの妹なので、流れ的にも狙い目がありそうです。 あとは京都牝馬Sを勝ったグレイスナムラ、久々の 前走は敗退も能力あるトーワトレジャー、金杯で牡馬を蹴散らした カリスマサンオペラあたりが気になります。牝馬だけに十分に調子をチェック したいところです。

 【ミニデータ】
 ・過去10年で20頭中16頭が重賞連対実績あり。格を重視。
 ・過去10年で1,2人気での決着は1度もなく、馬連3ケタは1回のみ。

2000年中山牝馬S1着 レッドチリペッパー2着 エイダイクイン

調教診断

= トップハンデも1番人気確実? タイキダイヤ好調キープ =

タイキダイヤ
 美坂で馬なりで軽快な脚捌きで駆け上がり、好タイムを出しました。前走のデキを がっちりキープしています。このデキなら力を出し切れそうです。あとは距離と トップハンデをどうみるかだけです。
グレイスナムラ
 栗Bで直線一杯に追われ、最後まで脚色衰えずに好タイムをマークしました。前走 牡馬相手に大敗しましたが、調子落ちはないようです。極端に馬場が悪化がなければ、 好勝負できそうです。
グリーンプラネット
 美坂で馬なりでラスト切れのある動きを披露しました。京都で2走しましたが 疲れはないようで、逆に調子が上がっているように見えます。荒れ馬場もこなせ そうなので注意したい馬です。乗れてる二本柳騎手にも注目です。

相馬眼予想

 時間がないので印だけの予想にします。荒れ馬場適性と調子を重視しました。

     ◎タイキダイヤ
     ○グリーンプラネット
     ▲グレイスナムラ
     △ラティール
     注エリモセントラル

レース結果
  2001年2回中山5日( 3月 10日) 11R  
  第19回 ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GIII) 
  サラ系4歳以上 1800m 芝・右  
  (混)牝[指] オープン ハンデ 
  本賞金: 4200、 1700、 1100、 630、 420万円 発走 15:35 
  天候:晴  芝:良  
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 着 予 枠 馬         馬名        性齢 重量      騎手   タイム   馬体重  人気
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   1   5 10    エイシンルーデンス 牝 5 55.0kg  柴田善臣 1:49.5  468Kg  -4  4
   2 ○ 7 14    グリーンプラネット 牝 6 53.0kg  二本柳壮 1:49.6  462Kg  +6  8
   3 △ 8 16 (父)ラティール     牝 6 54.0kg  田中勝春 1:49.8  496Kg  -6  3
   4 ▲ 5  9    グレイスナムラ   牝 5 55.5kg  小林徹弥 1:49.9  494Kg -12  2
   5   2  4    ジェミードレス   牝 4 51.0kg  北村宏司 1:49.9  444Kg +10  7
   6   7 13    カリスマサンオペラ 牝 4 54.0kg  中舘英二 1:50.0  462Kg  +2  6
   7 ◎ 3  5 (外)タイキダイヤ    牝 5 55.5kg  蛯名正義 1:50.0  476Kg  -6  1
   8   4  7    サニーサイドアップ 牝 4 52.0kg  勝浦正樹 1:50.1  440Kg  -5 14
   9   1  2    エイシンワンシャン 牝 5 51.0kg  村田一誠 1:50.3  490Kg +10 13
  10   1  1    フューチャサンデー 牝 4 51.0kg  横山典弘 1:50.4  438Kg   0 11
  11   3  6 (父)オリエンタルアート 牝 4 49.0kg  嘉藤貴行 1:50.4  462Kg  +8 10
  12   2  3    トーワトレジャー  牝 4 51.0kg  上村洋行 1:50.5  448Kg   0  9
  13 注 6 12    エリモセントラル  牝 6 54.0kg  岡部幸雄 1:50.7  452Kg -10  5
  14   4  8 (抽)シアトルブリッジ  牝 5 53.0kg  松永幹夫 1:51.4  464Kg -14 12
  15   6 11    マニックサンデー  牝 4 52.0kg  後藤浩輝 1:51.8  490Kg   0 15
  16   8 15 (父)ベルグチケット   牝 4 50.0kg  江田照男 1:52.6  444Kg +18 16
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  ハロンタイム  12.3 - 11.7 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 12.6 - 12.0 - 12.2 - 12.7  
  上り  4F 49.5 - 3F 36.9 
  1コーナー  10,5(1,6,7,15)(8,4,11,12,13)3,16,9(2,14)  
  2コーナー  10(1,5)(6,15)(4,7)(8,11)(3,12)13,16,9(2,14)  
  3コーナー  10,5(1,4,6,15)(3,11,7,12,13)(8,14)(2,16,9)  
  4コーナー  10,5(1,4,6)(12,13)(3,11,14)(7,16)(8,2,15,9)  

  <払戻金> 
  単勝 10 890円 4番人気  枠連   5- 7  1,300円  6番人気
  複勝 10 390円 7番人気  馬連  10-14 13,420円 43番人気
     14 540円 8番人気  ワイド 10-14  3,900円 47番人気
     16 250円 3番人気      10-16  1,530円 16番人気
                       14-16  2,460円 31番人気

レース回顧

 荒れ馬場の中をエイシンルーデンスが見事に逃げ切り勝ち。チューリップ賞以来、 2年ぶりの勝利を手にしました。この馬がチューリップ賞を勝っていたことを すっかり忘れていましたが、データを見る限り間違いないようです。(笑) 2着には8番人気のグリーンプラネットが入り、 馬連134倍の大波乱を演出しました。調教での動きが目立っていたので対抗に 評価しましたが、その通りの結果となりました。予想の方はエイシンルーデンスを 評価せずに無印にしたので馬連は完敗。しっか〜し、なんとラティールが3着に 入りワイド24倍をゲットしました!!阪急杯のアドマイヤコジーン、クリスタルC のシンボリスナイパーといい、最近 調教診断で人気ない馬が見抜けています。ヒューヒュー!! 話を戻して。。。 このところ二本柳騎手の好騎乗が目立ってきています。ペース判断など騎乗センス がいいので、いい馬がどんどん集まってきそうです。今後も注目したい騎手です。 では、回顧です。

 エイシンルーデンス は、スタートしてすぐに逃げ、直線に向いても逃げ脚鋭く、最後まで粘り通して 1着でゴール。スタートして12秒フラットの一貫した流れで進み、3コーナー 手前でひと息入れる理想的な逃げで、柴田善騎手がこの馬 の持ち味を十分に発揮しました。1800mの実績はありませんでしたが、距離 は問題なかったようです。牝馬戦では、実績上位の存在なので、今後の牝馬戦線 でも活躍できそうです。叩かれながら調子を上げるタイプで少し時計のかかる 馬場が得意ということを記憶しておこうと思います。

 ○グリーンプラネット は、最後方を進み、3コーナーからスパートすると直線で鋭く伸びて2着を確保。 8番人気の低評価をあざ笑うかの走りで調子の良さを存分に生かし切ったと言え るでしょう。予想通り、こういう荒れ馬場は得意なので、今後も注意が必要です。

 △ラティール は、いつものように後方を進み直線勝負の競馬。直線でじわじわと伸びましたが、 馬場が荒れていた分伸び切れずに3着まで。叩かれながら体調が上がって柔らかさ が出てきているので次走も期待できそうです。毎回いい脚を見せますが、よほど 前崩れのレースにならないと勝ち切れないので、ワイド狙いが良いかもしれません。 こういう馬の単勝を当てるのも競馬の楽しみのひとつでもあります。

 ▲グレイスナムラ は、後方を進み、4コーナーでも後方のままでしたが、直線よく追い込んで4着 まで追い上げました。もう少し前で進められれば、上位争いできたと思いますが、 道中の行きっぷりを見るとマイナス12キロが影響したのかもしれません。昨年 東京にきたときもマイナス20キロだったので、輸送で馬体が減った可能性が 高そうです。今後の輸送のあるときには少し注意したい馬です。


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