北九州記念 |
2000/07/15 小倉競馬場 芝1800m |
■ レース展望 | ||||||||||||||||||||||||||||||
■ 出走有力馬
■ 得意の千八で久々の勝利なるか!? ロサードに注目 今週から小倉競馬場で最初の重賞は荒れる北九州記念。人気になりそうなのは、 昨年2着のロサード、前走久々に勝ったエイシンプレストン、この時期走るミッ キーダンスの3頭でしょう。この中では、1800mなら確実に走るロサードに 注目しています。過去の成績を見てみると連対したのは、新しい順に00年京阪 杯2着、00年北九州記念2着、99年京阪杯1着と3回とも芝1800mです。 直線が平坦なコースの芝1800mがこの馬のベスト条件と言っていいでしょう。 前走のエプソムカップも1800mでしたが、坂のある東京コースは得意ではな いので5着も仕方ないところでしょうか。ただし、99年京阪杯を勝って以来、 14戦して連対は2回という数字は信頼度に欠ける数字です。ベストの条件を 重視して予想していいのか判断が難しいところです。好材料としては、斤量56 キロと小牧太騎手が騎乗することでしょうか。橋口厩舎と小牧太騎手のコンビは フィリーズレビューのローズバドで勝ったコンビです。ロサードもローズバドと 同じようなタイプなので、小牧太騎手とは鞍が合うかもしれません。直線でいつ もハラハラさせてくれるロサードの追い込み、調教の動きがいいようなら、一票 を投じてみたいと思います。エイシンプレストンは、ロサードとは対照的に芝1 600mで5勝2着2回、芝1800mは2回走って9,5着と芝1600mで しか連対したことがありません。小回りの小倉なら1800mでも問題ないよう な気もしますが、どうなのでしょうか。これまで多くのレースを見てきましたが、 小回りと言っても距離適性はやはり無視できないものです。ただし、馬は生き物 ですから成長してこなせるようになることもあります。このあたりが競馬の難し いところですが、逆にそれを見抜くことは競馬の楽しさでもあります。どこにポイン トを置いたらいいのか今のところ浮かびませんが、週末までには見つけたいと思 います。ただし、前走で勝ったといってもオープン特別ですから、完全復調では ないということを付け加えておきます。ミッキーダンスは、宝塚記念でシンガリ 負けを喫しました。1番枠で積極的に好位を進んだことが裏目に出たと言われて いますが、どうなのでしょうか。判断が難しいところです。その他では、徐々に 力をつけているノボリユキオー、愛知杯を勝って波に乗るグランドシンザン、 相手なりに堅実に走るトウカイパルサーが気になります。この中では、1800 mの実績はありませんが、馬体の充実が目立つノボリユキオーに魅力を感じで います。 ★長文が苦手な方は、 携帯版 WAKUWAKU!競馬道場 をどうぞ。ポイントのみ簡単に書いています。 ■ 必勝データ (過去10年のデータを元に分析)
■ 過去のレース結果
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■ 相馬眼予想 |
小倉の馬場は絶好の状態で500万条件で1分7秒5とかなりの高速決着に なっています。日曜日も雨は降りそうになく、絶好の芝状態のままで行われそ うです。土曜日の競馬を見るか限り、前に行った馬が有利というわけではなく、 中団を進んだ馬が差すケースも目立っていました。どちらが有利とは一概には 言えない馬場で、展開にもよりますが、あまり脚質にこだわる必要はないと思っています。 まず展開ですが、逃げ馬不在ではっきり言ってどの馬が逃げるのか分かりま せん。逃げるとすれば、スピードあるノボリユキオーか、今回休み明けのパラ ダイスヒルズでしょうか。パラダイスヒルズは、ロサードと同じ馬主&厩舎で ロサードの援護に回る可能性が高そうです。ロサードはスローペースで行って 驚異的な末脚を繰り出して差し切るのが勝ちパターンです。人気のエイシンプ レストンはどちらかというと早いペースで差し脚を生かすタイプで、ミッキ ーダンスは早いペースで上がりが掛かったときに好走するタイプです。ここ に注目するとロサード陣営はスローペースでヨーイドンの競馬にしたいはずで そうなるようにパラダイスヒルズがスローで逃げるのではないかとみています。 ノボリユキオーは、久々の中距離戦でスタミナを温存したいので逃げたくない でしょうから、掛からない限りは好位を進む競馬を意識しているはずです。 以上から、パラダイスヒルズがスローペースで逃げて、向こう正面では各馬一 団で進み、直線での上がり勝負になると思います。 こんな展開で有利なのは普通は前に行った馬ですが、9頭と頭数が少ないた め、後方を進んだ馬でも前との差はわずかでしょうから、前も後ろもあまり 関係ないように思えます。いかに直線で鋭い脚を使えるかが、今回のポイント だと思います。 このポイントに当てはまる馬の候補は、ロサード、ノボリユキオーですが、 1800mの実績と瞬発力を考慮して、本命はロサードにします。今回は陣営 の思惑通りの展開になり、この馬の瞬発力が生かせると思います。小牧太騎手 を起用するあたりにも陣営の勝負気配を感じます。対抗はノボリユキオーです。 今の勢いはメンバー中1番で距離実績はありませんが狙ってみたくなります。 過去に中距離を走ったころとはデキが違うので、そこだけに固執するのもどう でしょうか。父トニービン、母の父ナイスダンサーで血統的には距離が伸びても 問題ありません。スローペースで掛からなければ、持ち前の瞬発力で上位争い ができると思います。 あとは、昨年のサマーS(小倉芝1800m)の勝ちっぷりが良かったヴィ エントシチーが気になります。今回は叩き3戦目で調子も上がっているので 穴馬で狙いたいと思います。1800mの実績はありませんが、このメンバー なら格上の感さえあるエイシンプレストン、愛知杯を勝っても人気にならない グランドシンザンを抑えます。 ◎ロサード ○ノボリユキオー ▲ヴィエントシチー △エイシンプレストン 注グランドシンザン ★長文が苦手な方は、 携帯版 WAKUWAKU!競馬道場 をどうぞ。ポイントのみ簡単に書いています。 |
■ レース回顧 |