ラスカルスズカ
更新日2001/09/10

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 性別 毛色  牡 鹿毛
 生まれ  1996年04月17日生
 父  コマンダーインチーフ
 母  ワキア
 母の父  ミスワキ
 近親  半兄 サイレンススズカ
 厩舎  栗東 橋田厩舎

レース回顧  - by GrinMory -

2000年6月25日 阪神 宝塚記念 5着 芝2200m 良

 ○ラスカルスズカは、後方2番手を進み、 意表を突く最内からの捲くりの競馬。馬場のいい外をまわる各馬を尻目に4コーナーで 先頭に立ち、直線入り口で2馬身の差をつけたが粘り切れずに5着敗退。武豊騎手の 作戦にはビックリさせられたが、逆にこれくらいの作戦をしないとテイエムオペラオー を負かせないということが武豊騎手の頭にあるということだろう。雨が降って馬場が ラスカルスズカにマイナスになったことも、この作戦の引き金になった気がしてなら ない。実際、テイエムオペラオーが、内のラスカルスズカ、外のグラスワンダーの動き を見てスパートしており、早仕掛けで直線失速すれば、作戦成功になっていたのだが、、、。 内をまわったラスカルに約3馬身のアドバンテージがあったが、それをものともせず に差し切ったテイエムオペラオーの強さが現時点では一枚上だ。夏負けが心配されて いたが、パドックでは踏み込みも深く、首の動きも実にリズミカルで調子は良く見えた。 今後は兄が果たせなかった天皇賞(秋)を目指すが、重賞未勝利でもあり、賞金的にも 出走は難しいかもしれない。出走すれば、当然応援したい。今年になって、レースを 重ねるたびに馬が小さくなって威圧感がなくなってきているのが少々気がかりだが、 夏を上手く過ごせれば、出走数が少ないだけにまだまだ上積みが期待できるだろう。 秋に成長した姿を見せて欲しい。

2000年5月27日 中京 金鯱賞 3着 芝2000m やや重

 ◎ラスカルスズカは、5番手を進み、 3コーナーから仕掛け上がって いくも直線でいつもの伸びが見られず3着まで。外々をまわったのもあるが、 反応がイマイチで直線でも切れがなかった。調教から体調は良かっただけに なぜかは分からないが、もしかすると兄とは違い、タイムが早いレースに 弱いのかもしれない。この一戦だけで見限れないため、宝塚記念でも当然 狙いに入れておく。ただし、ラスカルスズカのセールスポイントがどこにある のかが、少し悩ましくなってきたのは事実。

2000年4月30日 京都 天皇賞(春) 2着 芝3200m 良

 ○ラスカルスズカは、予想通り後方2番手を進み、 追い込みにかける競馬。 3,4コーナーの下りで徐々に進出し、直線で追い込み、ゴール前でナリタトップロード を捕らえて2着を確保。向こう正面であまりにペースが落ちたことが誤算だが、良く 追い込んできている。4コーナーから直線に向くところで上手く馬群を捌いて先団に 取り付いたコースどりは、さすが武豊騎手と思わせるものだった。目立たないが素晴 らしい騎乗だ。直線で追い出すと内によれ、1度立て直す不利があったのが悔やまれる。 あれがなければ、もっと際どくなっていただろう。よれたのは、スローの上がりの競馬 であの位置から33秒台の脚を使っているのだから仕方ないだろう。 順調なら宝塚記念に出走するが、今度は適距離になるので、当然好走するだろう。 兄サイレンススズカとの兄弟制覇に期待だ。そして秋の天皇賞制覇。この目標に向って 更に強くなって欲しいし、それができる馬だと確信している。

2000年3月19日 阪神 阪神大賞典 2着 芝3000m やや重

 ○ラスカルスズカは、トップロードと一緒に進み、勝負所でひと呼吸おいて スパートするも、トップロードの追撃を凌ぐのが精一杯で2着。間隔が開いていたので 馬体も少し余裕があり、また前走が弱い相手のレースだったので、次走は上積みが見込 めるだろう。このレースぶりでまだ7戦目というのだから凄い素質だ。馬の顔つき、目 つきがだんだんと変わってきているのが非常に目につき、馬体も一段とパワーアップし ている。天皇賞はオペラオーを負かす競馬が焦点になるが、思い切って逃げる手もある。


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