アドマイヤボス
更新日2001/09/10

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 性別 毛色  牡 鹿毛
 生まれ  1997年05月09日生
 父  サンデーサイレンス
 母  ベガ
 母の父  トニービン
 近親  兄アドマイヤベガ
 厩舎  栗東 橋田厩舎

レース回顧

2001年06月24日 京都 宝塚記念 6着 芝2200m 良

 アドマイヤボス は、積極的に3番手を進んで流れに乗りましたが、4コーナーでメイショ ウドトウに寄られ、行き場を失い下がる不利があって6着敗退。勝負どこ ろの大きな不利でしたが、直線で再度伸びて6着まで追い上げたのですか ら、内容的には悲観するものではありません。ただ少し気になるのは、馬 体に威圧感がなくなってきているところです。馬体が引き締まってだいぶ スッキリとしてきましたが、威圧感が少なくなっているような気がします 。調教でもフワフワとした走りで、力強さがあまり感じられなくなってい ることも、少し嫌な感じがします。サンデーサイレンス産駒の場合、馬体 がこじんまりとまとまって見えるのは良くない傾向です。調子落ちなのか 、底を見せたのか、今の時点で判断つきませんが、少し注意して見ていき たいと思います。まずは、調教で迫力ある動きを見せてもらいたいもので す。

2001年04月29日 京都 天皇賞(春) 5着 芝3200m 良

 ◎アドマイヤボス は、後方3番手を進み、直線で差し脚を伸ばしましたが、前を捕えるまで はいかずに5着敗退。4コーナーからいい手応えで直線に向きましたが、 首を横に曲げてスピードが落ち、伸び切れませんでした。テイエムオペラ オーを徹底マークすると思っていましたが、道中思ったより行きっぷりが 悪く、後方からの競馬になってしまいました。大阪杯のように自分から動 いても競馬ができるので、もっと負かしに行く競馬をしてもらいたかった 感じは否めません。パドックでは、腹回りはボテッとしていますが、全体 的に迫力のある馬体は相変わらずで、デキ自体は良かったと思います。今 後は宝塚記念でG1制覇を狙いますが、大阪杯のときの行きっぷりが見ら れるようなら、上位争いはできるでしょう。テイエムオペラオー陣営にと っても、この馬の早仕掛けによる瞬発力勝負が、最も嫌なはずです。

2001年04月01日 阪神 大阪杯 3着 芝2000m 良

 ○アドマイヤボスは、後方を進み、 3コーナーから一気に仕掛けてテイエムオペラオーと併走し、直線での 競い合いを制しましたが、最後は2頭にかわされて3着まで。強引にテイエムオペラオー を負かしにいって実際に負かしたところを評価したいと思います。あれほど強引に 行かなければ勝てたかもしれませんが、強引なレースをしても3着にこれたところ から、陣営も騎手も自信がついたのではないでしょうか。3,4コーナーでの行き っぷりの良さが何と言っても印象的でこの馬の底力を見たような気がします。 よほど調子がいいのか、毛づやも良く、馬体の張りも有馬記念のときより良くなって います。次走は天皇賞になりますが、今のデキなら好勝負できるでしょう。3000m を超える距離は初めてで多少不安なところがありますが、じっくりレースを進める タイプなので、こなせるのではないでしょうか。

2000年12月25日 中山 有馬記念 5着 芝2500m 良

 アドマイヤボス は、後方4,5番手を進み、直線で猛然と追い込みましたが、前を捕えると ころまで行かずに5着敗退。内々で脚を溜めてコースロスのない内から差す 競馬をイメージしていましたが、外から差してきました。枠順が外枠だった ことと、外目でスムーズな競馬をした方が末脚が生かせると武豊騎手が判断 した結果でしょう。何の不利もない競馬をして前を捕えられなかったのです から、現時点で上位2頭とは力の差があるようです。ただし、まだこの馬は キャリアが浅く、これから成長する余地を多分に残しているので、来年は巻 き返しがあると思っています。今回も腹回りをボテッと見せていましたが、 馬体には迫力が感じられ気合も乗っていたので、調子は良かったと思います 。今年7月にデビューして、5戦目の有馬記念でついにテイエムオペラオー の0.2秒差まで来ました。キャリアが浅く、まだ自分の勝ちパターンがな い状態でこれだけの競馬ができるのですから、来年は非常に楽しみです。た だし、一線級にぶつけて負けが続くと、馬自身が競馬を嫌になってしまう可 能性があるので注意したいところです。勝ちパターンを見つけて連勝するよ うなら、テイエムオペラオーを負かすことも夢ではないでしょう。

2000年09月17日 阪神 セントライト記念 1着 芝2200m 重

 アドマイヤボスは、後方の外目を進み、3 コーナー手前から徐々に進出する競馬。4コーナーで5番手まで進出し、直線大外をしっ かり伸びて1着でゴール。最後の直線で内によれてたが、追い出したときの迫力のある 末脚は非常に目を引いた。3戦目でこのレースぶりなら、文句のつけようがない。 パドックでは、落ち着いて周回し、前走より馬体も引き締まった感じでいい状態。馬体 はまだ若い部分をかなり残しているが、今後の成長も考慮して馬体の作りは満点の評価。 4歳のこの時期は日増しに成長するので、次走は更に研ぎ澄まされた馬体を見せてくれ るだろう。この勝利で次走は菊花賞。ダービー1,2着のアグネスフライトとエアシャ カールは相当強いが、この馬なら通用すると見たい。どんな走りをするか今から楽しみ だ。追いかけたい馬。


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