トゥザヴィクトリー
更新日2001/09/10

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 性別 毛色  牝 鹿毛
 生まれ  1996年02月02日生
 父  サンデーサイレンス
 母  フェアリードール
 母の父  ヌレイエフ
 近親  
 厩舎  栗東 池江厩舎

レース回顧  - by GrinMory -

2001年02月18日 東京 フェブラリーS 3着 ダ1600m 良

 △トゥザヴィクトリー は、外目の3,4番手を進み、直線坂下から追い出し後続を離しましたが、最後 はスピードが若干落ちて3着敗退。直線に向いたときの手応えからこの馬が勝っ たと思いましたが、追っても伸びないというこの馬の弱点をさらけ出してしまった 印象です。「追い出しをずいぶん我慢したんだけど…。東京の直線は長いなあ」 と武豊騎手は言っていたそうです。天才にものを言うつもりはないですが、 手応えがいいときに早めにスパートして後続を離した方が良いのかもしれません。 次走はドバイでのレースになりますが、ウイングアローの回避でドバイWCに 出走することになりました。2000mもこなせるので、この馬のスピードを 世界にアピールしてもらいたいです。好走を期待します。

2000年11月12日 京都 エリザベス女王杯 4着 芝2200m 良

 ◎トゥザヴィクトリー は、スタートしてすぐに逃げる競馬。向こう正面でラップを13秒台に落と して息を入れましたが、直線であっさりフサイチエアデールに交わされると 一気にスピードが落ちて4着敗退。3コーナーから持ち前のスピードで一気 に引き離して欲しいところでしたが、少し中途半端なレースになったような 気がします。スローの上がり勝負では分が悪いので、いい脚を長く使える、 この馬の特徴を生かす騎乗をして欲しかったというのが、正直なところです。 直線でフサイチエアデールに交わされると一気にスピードが落ちましたが、 このあたりはバテたと言うより、馬が競馬をやめたのだと思います。精神的 にそういうところがある馬です。パドックでは、馬体の張りが素晴らしく、 前脚の捌きもスムーズで、非常にいい状態に見えました。次走は暮れの阪神 牝馬特別になりそうですが、距離短縮は有利なので上位争い必死でしょう。 まじめに走れば、牡馬のG1でも好勝負できる馬です。

2000年10月15日 東京 府中牝馬S 1着 芝1600m 良

 ◎トゥザヴィクトリー は、スタートしてすぐに逃げる競馬。競いかけてくる馬をおらず終始楽に逃げで、 直線に向くと上がり3F33.5秒の脚を使い後続を突き放して1着でゴール。 スタートして2F目が11秒台だったが、3〜6Fが全て12秒台と先行有利な 競馬だったこともあるが、上がりタイムがメンバー中1番なのだから、展開だけ でもない。何より、スローペースで折り合いを欠かずに進められたところを評価し たい。パドックでは、多少カリカリしたところを見せていたが、以前ほど入れ込む ことはなく、精神面がだいぶ成長した印象。馬体もスッキリして、バランスがとて も良く見え好印象。今後はエリザベス女王杯になるが、今のデキなら好勝負できる だろう。この勝利で1番人気確実、人気通りのレースぶりを期待したい。

2000年08月13日 札幌 クイーンS 1着 芝1800m 良

 ○トゥザヴィクトリーは、早いペースで単騎 逃げの競馬。3コーナーからスパートし後続に脚を使わせ、直線で更に後ろを突き放 した。最後は追い込むエイダイクインに迫られたが押し切って1着でゴール。掛かり 気味でハミも外さずに進み、スピードで押し切ってしまうのだから恐れ入った。普通 なら直線でバテるが、ラスト2Fを12秒フラットでまとめてしまうのだから、相当 に心肺面が強いのだろう。今の気性が改善され、折り合って道中力を抜きながら走れ れば、もっと楽に勝てるだろう。現時点ではその気性から逃げの方が良さそうだが、 今後は好位差しの競馬を覚えてもらいたい。好位差しの方が他馬の目標にならない分、 競馬はやりやすくなるはずだ。パドックではいつものことだが、落ち着きがなくチャ カチャカした歩様。ただし腹回りの張りと後脚の深い踏み込みは素晴らしく、叩き3 戦目のいい仕上がりをアピールしていた。馬体にはまだ若い部分を残しているので、 これから成長して良くなるだろう。今後は、連闘で札幌記念に出走するプランもある ようだが、頑張ってもらいたい。滞在競馬なので、連闘でもそんなに気にする必要はないだろう。

2000年07月09日 阪神 マーメイドS 2着 芝2000m 良

 ◎トゥザヴィクトリーは、スタート してすぐに逃げる競馬。道中11秒台のラップを連続して繰り出し、直線に向くも ラスト1Fで力尽きフサイチエアデールに差されて2着。逃げなくても競馬は できるが、最初から先頭に立ったのだから陣営の作戦だろう。自分のペースで 行けたので力は出し切っているが、本来は好位差しの方がいいタイプだろう。 逃げるのは目標されやすいので、今後は好位から早くスパートして粘り込む競馬を 期待したい。パドックでは、毛つやも良く、前走よりかなり良化した気配が 感じ取れた。次走はクイーンCになるそうだが、この調子なら好走できるだろう。

2000年06月11日 東京 エプソムC 5着 芝1800m 不良

 ◎トゥザヴィクトリーは、4番手と 先行し、楽な手応えで直線に向い たが、切れる脚がなく5着敗退。直線に向き、馬なりのまま上がって行ったが、 いざ追い出しても伸びがなかった。敗因は、向こう正面で折り合いを少々欠いた 、重馬場、休み明けなどと言われているが、本当にそうなのだろうか? パドックでは、馬体の成長が伺え、馬体の張り、踏み込みとも申し分ない状態 で仕上がりは万全に近い状態に見えた。また、レース中にも重馬場を気にする ようなところはなかったように思える。ズバリ、負けたのは、陣営に勝負気配 がなかったということだろう。蛯名騎手の直線でのあの消極的な騎乗は、それ 以外考えられない。この馬の良さを生かすなら、4コーナーからスピードにのり 早めに抜け出して粘り込む戦法をとるはずだからだ。今回大事に乗ったことで 次走のマーメイドSは勝負なのは間違いない。今度は積極的な競馬で、間違い なく好勝負だろう。相手は、出走してくればサンデーピクニックだ。


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