ナリタトップロード |
更新日2001/09/10 |
|
■ レース回顧 - by GrinMory - |
■ 2001年04月29日 京都 天皇賞(春) 3着 芝3200m 良 ○ナリタトップロード は、4,5番手を進み、4コーナー2番手と積極的な競馬で勝ちパターン に持ち込みましたが、最後は力尽き2頭に交わされて3着敗退。絶好の手 応えで直線に向きましたが、最後止まってしまったのは、やはり馬場のせ いでしょう。それにしてもテイエムオペラオーに比べるとツキがなく、G 1ではこのところずっと馬場に悩まされています。パドックでは、馬体の 張りが目立ち、歩様もスムーズで、デキの良さが目立っていました。今後 は宝塚記念に出走せずに休養し、秋に備えるそうです。昨年と同じローテ ンションで、京都大賞典から天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念を 目指すことになりますが、打倒テイエムオペラオーに向け、どんなレース を見せるか今年も楽しみです。ジャパンカップと有馬記念は、最終日で馬 場が荒れているので、天皇賞(秋)が最大のチャンスでしょう。ダービー でテイエムオペラオーを差して2着した舞台で、思い切った競馬ができれ ば、もっと際どいレースができるはずです。使い込むと良くないタイプな ので、フレッシュな状態という意味でも、天皇賞(秋)が最大のチャンス とみています。 ■ 2001年03月18日 阪神 阪神大賞典 1着 芝3000m 良 ▲ナリタトップロード は、6番手から徐々に進出し、4コーナーで先団に取り付くと直線真一文字に伸びて 1着でゴール。ラスト4ハロンが全て11秒台で後続を1.3秒離して圧勝。レコード タイムのおまけがついて見事な復活でした。菊花賞以来の勝利に渡辺騎手も満面の 笑みで、何よりナリタトップロードが自信を取り戻したのが今後のレースでは大きい でしょう。パドックでは、いつもより腹回りがスッキリ見え、毛づやも抜群で誰が見 てもいい状態と思わせる馬体で落ち着いて周回していました。直線での走りも前脚を 掻き込み過ぎずに前傾姿勢を保っていいころの走りを取り戻していました。的場騎手 が矯正したのか、馬自身の足元になにかあってそれが直ったのかは分かりませんが、 良くなっていることだけは確かです。また、今回の勝利からも、パンパンの良馬場が 1番合っていると思います。次走は、天皇賞になりますが、このデキなら昨年全敗 したテイエムオペラオーと好勝負できるでしょう。昨年は雨が降ったり、馬場が荒れ ていたりとテイエムオペラオーに有利な条件だったので、パンパンの良馬場での時計 勝負になれば、逆転劇があるのではないでしょうか。 ■ 2001年02月17日 京都 京都記念 3着 芝2200m 良 ◎ナリタトップロード は、出遅れて後方3番手からの競馬。4コーナーを回り、外目を鋭く伸びまし たが、最後はスピードが衰えて3着まで。スタートで後手を踏んだことが痛か ったですが、末脚を生かす競馬ができたので、馬にとっては気分転換できた のではないでしょうか。だいぶ走法が改善されてきているので、的場騎手が 騎乗していい方向に進んできていることは間違いないと思います。次走は 阪神大賞典か大阪杯になると思いますが、そろそろ結果を期待してみたくな ります。渡辺騎手に手綱が戻るので、渡辺騎手の考えられた渾身の騎乗にも 期待したいです。 ■ 2000年12月25日 中山 有馬記念 9着 芝2500m 良 ナリタトップロード は、5,6番を進み、4コーナーで先頭グループに加わって、直線で抜け出 しそうになりましたが、最後は脚が上がって9着敗退。ダイワテキサスと同 じような競馬をしましたが、直線で伸びを欠いてしまいました。今年は例年 より馬場は荒れていませんでしたが、これくらいの馬場でもパワーを使い切 ってしまうようです。今後一線級とやる場合、芝状態のいい良馬場でないと きは、評価を下げざるを得ません。的場騎手が調教で騎乗して走法が改善さ れてきているので、芝の状態さえ良ければ、復活するのもそう遠くはないで しょう。 ■ 2000年10月29日 東京 天皇賞(秋) 5着 芝2000m 重 ナリタトップロード は、モッサリとしたスタートで後方を進む競馬。3,4コーナーでも後方の ままで、結局、直線勝負になりましたが伸び切れずに5着敗退。いつもより 行きっぷりが悪かったのは、重馬場のせいでしょう。掻き込む走法なので重 馬場をこなせないことはないですが、強く掻き込むことになるのでパワーを 使い切ってしまい、結果として直線で伸びを欠いているような気がします。 良馬場で力を発揮するタイプなので、今後はそれを前提条件にして予想して いきたいと思います。パドックでは、張り詰めた馬体で気合乗りも良く、非 常に目立っていました。今後は、ジャパンカップ、有馬記念に進みますが、 最終日で馬場が荒れていることが多いのでどうでしょうか。パンパンの良馬 場なら多少馬場が荒れていても走れますが、テイエムオペラオーとメイショ ウドトウが荒れた馬場を得意にしているタイプなだけに逆転は難しいかもし れません。 ■ 2000年10月08日 京都 京都大賞典 2着 芝2400m 良 ◎ナリタトップロードは、道中2,3番手を進み、直線 に向き一気にスパートしたが、テイエムオペラオーとの叩き合いに敗れて2着。仕上がりは良かった だけに最後まで食い下がったが、相手の方が一枚上手。ただし、初めての休み明けでまだ完璧には 仕上げていないので、次走の上積みは期待できそうだ。パドックでは、馬体の張り、特にトモの張り が良く見えた。いつも前脚の出が悪いのだが、今回はいつもよりスムーズに出ていたのは好感が持てた。 次走は天皇賞。ダービーでテイエムオペラオーを差し切った舞台なら、期待してもいいだろう。 渡辺騎手には、あまりテイエムオペラオーを意識しないで、思い切った騎乗をしたもらいたい。 ■ 2000年04月30日 京都 天皇賞(春) 3着 芝3200m 良 ◎ナリタトップロードは、道中4番手進み、 3コーナー手前から得意のロング スパートで自分の競馬に徹するも3着まで。向う正面でスローに落ちたことで後ろの 馬の追走が楽になったのが、誤算といえば誤算。4コーナーでテイエムオペラオーに 馬なりで接近された時点で負けが確定していた。菊花賞でゴールした直後にテイエム オペラオーとラスカルスズカに交されていた点が今回距離が200m伸びたことで 現実となってしまった。今回のレースを見て、ナリタトップロードの前脚の掻き込み がだんたんと上にあがってきている印象を受けた。上にあがることで脚を早く回転 させることができなくなってきている感がある。この走法は少々強制する必要が ありそうだ。今後は坂路を中心とした乗り込みになるかもしれない。 ■ 2000年03月19日 阪神 阪神大賞典 3着 芝3000m やや重 ◎ナリタトップロードは、オペラオーのスパートを待って一緒にスパートする も手応えの悪さは歴然で直線いつもの伸びが見られずに3着敗退。パドックで前脚の出 の悪さ、硬さが目立ち馬体の仕上がりは良くても何かぎこちなさを感じた。調教駆け する同馬は、調教の負担が大きいのかもしれない。陣営も分かっているはずなので、 天皇賞に向けて調教を変えることになるだろう。オペラオーにどうすれば勝てるの だろうか? 陣営と一緒にこのテーマに天皇賞当日まで挑んで行く。 ■ 2000年02月20日 京都 京都記念 2着 芝2200m 良 ◎ナリタトップロードは、直線一度は先頭に立ったが、オペラオー差し返されて2着。 得意の3コーナーからのロングスパートではなく、ダービーでオペラオーを差したことに注目した 騎乗。4コーナーでひと呼吸おいてスパートしたところはよかったが、まさか手応えの悪い オペラオーに差されるとは...。今回、馬体の幅が出てきて、前脚のかき込みも力強くなり、 成長の跡がはっきりと感じ取れた。馬体、走法から、今後はオペラオーよりはこちらの方が 活躍して不思議ではない。有馬記念が走らな過ぎでこれくらい走って当然の馬。これからも追いかけたい。 |